何かを売る場合に、きれいにして買いやすい状態にする必要があります。
前回に書いた債務超過であれば、簡単にできるものではありませんが、
会社の整理整頓という作業であればできることから始めていくことになります。
設立して期間がたっている場合、不要な部分が必ず出てきます。
実際のものであったり、会計の数字だけ残っているものも含めるとかなりの量になります。
個人的なもの、実際に無いものは処分していっても大丈夫です(税金面は注意)
売る場合に、相手に取っては不要なものですので、そこに価値を見出す買い手はいません。
今では会社は株主1人=代表1人が当たり前にできていますが、
昔は発起人(会社を作ると言った人)が7人必要であったり、会社の事業の途中で株主が増えたり分かれたりと
気がついたら、誰が株主かもわからない。
冗談のような話に聞こえるかもしれませんが、これが意外と多いもの。
通常の会社の経営では問題になることがない場合も(いや、どっかで問題になると思うのですけど)
会社の売却の場合、株式の全てを譲渡することが多いのでまず集める作業から始めます。
利益関係がはっきりしていませんので、あまりに広範囲に株主が広がっていれば、
専門家に整理してもらう作業になります。
何事にも言えますけど、まずは身支度から始めます。