今、売れている会社は何?
と聞かれていることがあります。
売れてる会社がいい会社とは限りませんが、業界的に売買が多い業種はあります。
それは、流行りであったり、売却金額(購入金額)がわかりやすいといったものです。
しかし、買う側の基準は以下の2つであることが多いです。
次に書くシナジー効果が高いからといったことも、興味の理由にはなるのですが、
純粋に経営者が次にしたいこと、といったものが多いです。
・飲食に興味があれば飲食(居抜き物件を探すような感覚の人もいます)
・今儲かっていそうな業種
・許可・資格の必要な業種(許可だけがほしいといった事も多いです)
買い手側の業種とは関係無いことが多いので、ほしいと言われる事業の範囲が広かったりします。
売り手側としては、買い手が事業を買ってから、ちゃんとやってくれるのだろうかと不安になることもあります。
買い手側の、仕入先・外注先・得意先・同業の業種であることが多いです。
買い手側も事業の内容について詳しいことが多いですし、売り手側も買われる理由がわかりやすいので
従業員等への説明もしやすいです。
ただ、売り手側が買い手側を知っていた場合、拒まれる可能性もあります。
秘密保持契約(お互い外部に言わないという約束)をしていたとしても、例えばそもそも得意先であったり
ライバル会社であった場合は避けたいと思われることが多いです。
興味のある会社を購入することが悪いわけではありません。自社の業界に限界を感じているのであれば
他の業界に行くこと自体は普通にあることですし、そのときにM&Aでうまく外の業界の会社を買うことができるのであれば、
時間と費用を大幅に削減することができるからです。