会社を売却する場合に、買い手が業種等の次に確認するのは価格です。
いくらいい会社であっても、購入資金が足りなければ、交渉することができないからです。
しかし、売り手側も明確な売却価格を決めていないことも多かったりします。
売る価値があるかすらわからないと言った場合もあります。
会社の貸借対照表を基準として、時価評価していきます。
例えば
・売掛金に回収不能なものはないか
・在庫は正しいか
・保険の現在解約した場合の金額はいくらか
・貸借対照上にのっていない資産・負債はないか
といったものを探して評価してきます。その結果資産と負債の差額がプラスであれば
差額分価値がありますし、マイナスであれば価値がないという判断ができます。
会社の損益計算書を基準として、評価していきます。
・損益の中でイレギュラーなものは無いか
・過大な役員報酬はないか
といったものを積み上げていき、プラスであれば価値がでてきますし、
マイナスであれば価値がないといえます。
資産の時価評価と違って、プラスであれば、そこに1-3年分をかけることで稼ぐ価値を評価していきます。
資産の価値・稼ぐ力の価値を単純に足す場合もあれば、業種によっては片方だけの評価で計算することも。
あくまで上記の評価を基準に考えていきます。
最終は、売り手側・買い手側の状況次第ですので、あくまで基準といった考え方になります。