年に1回の決算書
毎月税理士から送られてくる(かもしれない)試算表
ぱっとみ、いろんな表示の仕方がされているけど、
よく見たらみんな同じことが書いてある。
(特徴をだしているものもあります)
銀行に言われたときぐらいしか、触らない。
見てもよくわからんし。
って経営者も多いかと思います。
せっかくお金払って作られたシロモノなんだから
軽くは知っておきたい。
そんな好奇心旺盛な人のために、最低限見ておこうというポイントを今回はすこし。
損益計算書。
どんだけ儲かったかを1年でばっさり区切って作ってあります。
最低見ておきたいのは4つ
売上高
今期どれだけ売上を上げたか、会社の規模が分かります。
業態にもよりますが、借入の最大が売上高の半分とも言われます。
この数字は経営者なら誰しも知っているかと思います。
本当は、それぞれの会社に応じて、幾つかに分けておくのがいいのですけど。
売上総利益
俗に言う「粗利」ってやつです。
いくら売上が高くても、原価が高いと本当に儲かっているかはわかりにくいです。
この金額が、会社のもうけの基本になります。
「売上総利益」÷「売上」で利益率が分かります(計算してくれているものもあります)
経営者はまず、どれだけの粗利がでているのか。
そして、どれだけに利益率で動いているのか
ちゃんと利益を取っているとおもっていても・・・ということもありますので、常にチェックしておくべきところです。
営業利益
本業によるもうけ、若しくは損失になります。
営業利益で赤字の場合、借入は厳しくなります。
なにせ、ここで利益がでないと、返済ができないからです。
税引後利益
全ての費用を差し引いた最終の利益です。
ここがプラスで始めて会社として「もうかった」と言えます。
そして、この金額+「減価償却費」の合計額が事業で今年稼いだ金額になります。
まずはこの4つ。
それだけでも十分ではないでしょうか?
次回は、貸借対照表で最低限見たほうが良いところを確認します。
税理士は細かいとこを見るのが好きですけどね(^^