先代から会社を引き継ぐ。
次世代に会社を引き継ぐ事ができると言うのは大変素晴らしい事だと思います。
事務所が京都にあるからか、割と何代も続いている会社があったりするのですが。
先代の影響が抜けていない。
親が亡くなって承継された場合には色々な困難が待っていますが
元気な時に交代した時にも色々問題が出てきます。
その一つはお金に関する決定権です。
外部の人間はお金の決定権のある人に寄り添う必要があります。
会社の借入金の担保が親(先代)の財産であった場合、金融機関は社長より先代に権限があると判断します。
先代の影響があるかぎり、実際に引き継いだとはいえません。
先代が初代だった場合、会社への思い込みが強いのと、仕事一筋だったので引退後にする事がないのもあり
頻繁に会社に行く方も多いです。
行ったら行ったで口を出してしまう。
親族の承継の場合は、事前に準備期間が十分ある事が多いので、一度譲ったからには呼ばれないかぎり行かない覚悟
も必要になります。
親族間の引き継ぎであっても、引継ぎを受ける側だけでなく、引き継ぐ側にも覚悟が必要になります。