事業を始めるときに、個人で始めるか、法人にするか・・・悩まれる方は以外と少なかったりします。
会社というブランドが、事業を進めていくうえで重要な場合には法人であり、影響がないのであれば
(個人的に代表取締役になりたいという人以外は)個人でスタートされます。
税金がどっちが得かという以前に、まず自分がどれだけ儲けられるかが不明だからです。
そして、一定規模になった時には
「法人成り」
として今までしていた事業の全てを法人化されておられます。
しかし、それって必ずしも正しいのでしょうか?
事業によっては一部の部門を「個人」で、もう一部の部門を「法人」でするほうが
お得だったりする場合もあります。
(ちゃんと分けれること前提ですが・・・)
例えば、健康保険は個人であれば所得に応じて金額が変わってきます。
しかし、他に給与をもらっていて社会保険に加入していれば、個人でほかに所得があっても
給与から社会保険を引かれているので、金額が増えることはありません。
副業で大きく儲けていても、給与から引かれる社会保険料が多くなったり、別に区役所等
から健康保険料払えってきませんよね?
あくまで給与を基準にした社会保険料になります。
それなら、全部法人化してそこから多くの役員報酬をもらって多くの社会保険を支払うのではなく
1.法人化した部分について、少額の役員報酬をもらい、それに見合った社会保険料を支払い、
2.一部の事業を個人の事業所得とし、役員報酬の足りないお金を補う。
としたほうが同じ手取りでも社会保険料の金額が減少する可能性があります。
(結果、もらえる年金額が減ることもありますが)
法人成りしたほうがお得などうかと同じで、色々な方面から考えて最終的に得かどうかを
判断しないと行けない件ですので、もし、やってみたいと考えられたなら専門家に相談
することをおすすめします。