次の代に移すとき、それは親子や従業員や外部であった時に
「借入の保証人」
といった事が問題になる事があります。
M&Aの場合は、買い手が資金に余裕があれば、返済してしまえば良いのですが、
親族や従業員ではそういった事が厳しい事が多いです。
先代には不動産があっても、親族・従業員には担保となる不動産があるとは限りません。
なんとか、今の保証を次の代には引き継がずに承継をしていきたい。
こういった時に使えるのが
といったものです。
誰でも使えるのなら、全ての保証がなくなっているはずです。
知っている人が少ないと言うのもありますし、金融機関としてはしたいものではなりません。
ただ、金融機関としても、国(金融庁)から言われている手前、ほったらかしにするわけにもいけません。
では、なぜ浸透していないか。
それは、条件がそれなりに厳しいと言う一点です。
会社として正しい姿であれば問題がない・・・のだが。
細かくは、実際にするときに調べてもらえれば良いんですが、
ざっくり言うと
・公私混同していない。
会社のお金と個人のお金が混ざっていない。なんか当たり前のように聞こえますが、中小企業でできているところは
実際は少ないです。なんでそんな事しないといけないねん。ってぐらいの経営者さんすらおられる始末です(^^;
金融機関としては、会社か個人かわからないところに、リスク100%では貸せないと言う判断ですね。
・黒字である。
借入金の返済は、利益が出てないと返済できません。
赤字が続いているような会社にはお金が貸せないと言うわけです。
これも当たり前のように思いますが、実際には黒字の会社と言うのは少ないのです。
そして、この両方をちゃんとできている会社は・・・製造業のように大きな投資が必要な会社でないかぎり
お金借りてないんですよねぇ。お金があるんで。
言い換えれば、お金が借りれない危ない会社は、
・公私混同していて
・赤字である
と言う事になります。
自分の会社がどのような状況にあるか。
お金が保証人無しで借りれるかどうかで一度判断してみてはいかがでしょうか?