会社を売却する場合、価値があればあるほど、高くなる。
市場原理まんまの話ですが、それは事実です。
後は、見えない売る側・買う側の諸事情で変わっていきます。
債務超過の会社の場合はどうなるでしょう?
1円以下の金額で商品を売ることはできません。
無償で渡すことはできても、相手が受け取ってくれるかは別問題です。
廃業であれば、残った商品・備品等を処分して終わります。
足元を見られて買い取られるので値段は厳し目です。
しかし、事業譲渡として事業のみを販売する場合、
得意先の一覧や売上口座、実績、そこに関連する従業員が商品になります。
(実際に人を売買するわけではありません。従業員の雇用の継続です。)
ノウハウのような見えないものも価格にはいりますので、廃業と違い、
目に見える物の処分より高くなる傾向にあります。
簡単ではありませんが、買うことで
・収益が飛躍的にあがる
・コストが飛躍的に落とせる
可能性があれば、M&Aの可能性が無いわけではありません。
この「飛躍的」部分が、時間・費用的にどれだけ価値があるかによるので、完全に相手依存の話ですが。
いずれにしろ、そのままでは廃業ではなく倒産になる会社ですので
自己再生の努力が必須になります。